「北海道神宮」は1871年に現在の位置に造営され、大国魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)、そして明治天皇を祀っています。北海道の一宮であり、観光客はもとより地元民にも根強い人気のあるスポットです。札幌の西側にある円山公園に隣接します。
四季折々、何時でも訪れる価値はありますが、通常5月上旬から中旬に掛けて開花する1500本近くの桜の木々に囲まれる春は、特に見応えがあります。この期間、多くの地元民たちが満開の桜を背景に花見を楽しみます。初夏には、札幌まつりと呼ばれる例祭が行われ、神輿が街を練り歩き、露店も設けられます。大晦日と元旦も多くの家族連れが参拝する姿が見受けられます。
境内では、写真を撮影したり、おみくじを引いたり、時には神前結婚式に遭遇することもあります。境外に駐められた新車に、交通安全の祈祷をする祈祷師の姿を見かけることもあります。
地下鉄大通駅から、オレンジ色のラインが目印の東西線の宮の沢行きに乗車し、3つ目の駅円山公園で降車します。出口を出た後、円山公園方面ヘ向かい、約15分ほど歩きます。大きなニレや杉の木が並ぶ小道の途中には、円山八十八箇所大師堂があります。